たからものさがし

「じぶんでつくるとけいのキット」は、シンプルな木の板を貼り付けて時計のフ レームを作り、好きな色にペイントしてつくる時計のキットです。他の製品「うみ のとけい」のように、飾り付ける付属のパーツが入っていないので、おうちに取っ ておいたハギレの生地や、ボタンを飾り付けしても素敵です。アイデアは無限大。 という事で、5歳男子と作ったらどうなるか?という検証の為に夏だったので子供 と一緒に海に出かけて宝物を探しに行ってみました。 

宝物?!という言葉を聞いただけで目がキラン!と輝いて張り切る男子。 

波打ち際に近づくにつれて、割れて角が丸くなった白い貝がら、しましま柄の貝 殻、山から流れ着いた流木、電化製品の部品ゴミなど、小さくても自分で見つけた ものは愛着があるようで、浜辺にきれいに並べて眺めていました。

お昼ご飯を食べて一休みしてから、親子で早速工作スタート。 フレームに使用している木材は、静岡県産の天竜杉。杉は、丸太の中心に近いとこ ろは赤く、外側は白っぽい色をしています。一つ一つ色や木目も違います。まずは 付属の紙やすりでバリを取り除いたり、角を木目に沿って磨いて、フレームを組み 立てていきます。紙やすりで木を磨くと杉のいい香りがします。 

色ぬりは、水彩絵具を使用しました。ところどころの細かなところには 油性ペンや色鉛筆でイラストを描いて。 午前中うみで過ごしていただけあって、「ザブーンザブーン!」と 心はまだうみにいるような感じで「波の色にする」そう。 お気に入りの見つけた宝物は、木工用ボンドでペタっと貼って飾ります。 

見つけた宝物の中で、どれを一番絶対飾りたいかを聞くと、落ちていた黒い何かの 電気部品でした。ハンズフリー機能だそうです。(本人の言葉で言うと、「スピー カー」)誰かと交信していました。現代っ子です。 時計は、アイスタジオ の事務所で使用していますが、見るたびに 親子で暑い中一緒に砂丘を登った事や、途中でアイスを食べたのにすぐとけてしま うので急いで食べた事など 思い出されます。 みなさんもぜひ、素材選びからお楽しみくださいね。

(資源の持ち帰りは禁止等、事前に各地域の自治体の決まりをご確認ください)